串原発電所跡 


所在地:岐阜県恵那市串原1938-33 (マップコード:281 831 015)  Mapion

取 水:矢作川水系矢作川      放 流:矢作川

出 力: 6,240kW

 

  

大正9年12月 建設[木曾電気興業]

?        移管[大同電力]

?        移管[日本発送電(株)]

昭和26年5月 移管[中部電力(株)]

昭和43年9月 廃止
 


 看板

 奥矢作第一ダムによる奥矢作湖の湖岸道路(右岸,岐阜県側)の休憩所のようなスペースに,

 発電所跡を示す看板がありました。

 6,420kWは建設当時としては大きい部類に入るものと思われます。

 

 

 

 

 

制水門跡矢印の方向を見ると,湖面に構造物が見えます。

上水槽の制水ゲートの上部のようです。

発電所は落差にして約70m下方,はるか湖底深く眠っている模様です。

 

 

 

 

 

 

構造物?これもコンクリート製の構造物のようです。

遠くに制水門が見えることから,上水槽の一部分と思われますが,詳しいことは不明です。

 

 

 

 

 

  

 

湖面に消える階段道路から湖面に向かってコンクリート製の階段が続いています。

 かつては水路沿いに上水槽,水圧鉄管に続く作業用通路だったものでしょう。

 

より大きな電力他を生み出すために湖底に沈んだ水力発電所に対して

哀惜の念を抱く調査となりました。

 

(調査日2007.4.25)

 

 

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