松川第一・第二発電所跡
所在地:長野県飯田市上飯田 (マップコード(推定):第一 143 122 366 Mapion, 第二 143 122 311 Mapion )
取 水:天竜川水系松川 放 流:松川
出 力:第一 75 kW → 175 kW → 250kW
第二 250kW
明治32.12 第一発電所運転開始[飯田電灯(株)]
明治40 増強(175kW)
大正4 増強(250kW)
大正7 移管[伊那電気軌道(株)]
大正8.2 第二発電所運転開始[伊那電気軌道(株)]
昭和5.12 第一・第二発電所廃止

長野県飯田市を流れる,天竜川の支流松川を遡ると,松川に注ぐ沢が見えます。
岩に巡視路が設置されています。写真の左側にある,運転中の松川第三発電所からの
巡視路です。現在は工事中らしく,シートがかかっているのが見えます。
ここが発電所跡かと思いましたが,違っていることが後述の再訪で
明らかになりました。

対岸の崖には石垣の遺構が残っています。
川の水量が多く,対岸に渡ることができなかったため,
詳しいことは不明だったのですが,
後日再訪してみると,下の案内看板によって
松川第一発電所の水路の石垣とわかりました。


前回の調査時にはなかった
看板です。
新品ではなさそうなので,
道路工事のために一時
取り外されていたようです。
中部電力飯田支店は
水力発電所跡を紹介する
看板を各所に設置しているようです。
松川第一・第二発電所について書かれています。
前述の石垣は水路の遺構のようです。発電所はもう少し下流ということになります。

対岸に松川第三発電所が見えます。1枚目の写真の位置からすぐ上流に位置します。
第三発電所の放水口から出た水は,
すぐに第四発電所の堰堤で取水されます。

写真右側の道路は対岸,松川第三発電所への通路です。
写真ほぼ中央,道路の折り返し地点の向こう側に四角いものが見えています。
第三発電所の余水吐です。
写真左側に見えるのは松川発電所であり,壁面には77kV送電線が引き留められています。

松川発電所です。松川最上流部から取水し,落差320mで最大14,500kWの
出力を誇ります。
明治時代に始まった松川の水力開発の集大成といえるでしょうか。
(調査:2007.7.21)
(再調査:2009.6.5) 画像追加